僕がデザイナーを初めてすぐの頃に経験したことなのですが、クライアント様からチラシのデザインと印刷までのご依頼を頂いて、いざデザインの入稿をしようとしたときに紙の種類を見て「多っ!!!」ってビックリしました!用紙の種類のこともクライアント様にお伝えしないといけなかったりで初めてながらプチパニックに陥ったのを覚えています。(お恥ずかしい話です。。。)
同じようなことを感じた初心者のお仲間ならあるのではないでしょうか。
今回は、デザイナー初心者の方はもちろんデータ入稿にお困りの方のお悩みを解決できるように代表的な用紙の「種類」と「特徴」について書きました。
代表的な印刷用紙の種
- コート紙
- 上質紙
- マット紙
代表的な用紙はこの3つが多く見かける用紙の種類だと思います。
以下にそれぞれの特徴などを書いていきます。
コート紙
コート紙は写真をたくさん載せる印刷物におすすめ。
光 沢 ★★★☆☆
発 色 ★★★★☆
筆記生 ★☆☆☆☆
主な使用用途は、ポスターやパンフレットなどの写真を多く使う印刷物によく用いられます。耐久性もあるのでチラシやポスターなどにも最適。書き込みや印鑑を押すなどの印刷ぶには不適切になります。
普通紙(上質紙)
厚みの種類が多種多様。
光 沢 ★☆☆☆☆
発 色 ★☆☆☆☆
筆記生 ★★★★★
質感はマット紙と同じで、写真などを印刷するとマット紙よりも色がくすんだ仕上がりになります。書き込みがしやすく最もスタンダードな用紙になります。
厚みの種類も多くペラ紙のような薄いものからポストカードのような強度の高い厚みがあるものまであります。
マット紙
マット紙は高級感を出せる。
光 沢 ★☆☆☆☆
発 色 ★★★★☆
筆記生 ★★★☆☆
上質な印象が特徴のマット紙は、薄い紙質ですが高級感を演出できるのが特徴です。マットな仕上がりでくすみ感は強いですが、色の再現性に優れていて見た目の質感よりも綺麗に発色します。
最後に
いかがでしたでしょうか。
印刷物はデザインによって印象が変わるだけではなく、用紙でも印刷物の見やすさやイメージに大きく関わっているので、値段だけで決めたり、用紙の特徴を理解せずに適当に選んでしまうと思うような仕上がりにならないことがあります。この記事を読んで次回から用紙の性質と印刷物にあったものを選んでもらえると幸いです。